陽景

もうひとつ、旧サイトより。幻想水滸伝1後の坊ちゃんの話を。 たぶん書いたのは5年以上前です… 今の自分よりもずっと丁寧に、綺麗に書いている。この頃の自分を見習わないと。

風のコトバ

 その子を初めて見たのは、夕暮れ間近の庭園だった。  勉強が一区切りついた僕が庭に出ると、ちょうど門から馬車が入ってくるところだった。正面玄関の前に横付けされた馬車から、半ば強引に引っ張り出された少年の横顔が一瞬だけ見え...

花火の夜

 色々なことがあった。  色々なことが在りすぎて、頭の中が整理し切れていない面も大きい。  けれど分かることは、これだけは言えるって胸を張れる事はある。  俺は自分が決めた道を今ようやく歩き出せたこと、守りたいものを見つ...

冷たくて、熱いもの

 馬猿です。かなり、上と間があいてます。ミスフルを本ジャンルにくわえるかどうかでかなり悩んでる時期でもありました。  司馬君の一人称が分からないとあって、結局彼はひとことも喋らず。まぁ……私、喋らないキャラを書くの初めてではなかったので苦労はしませんでしたけどね。むしろ猿野の早口というか、彼の台詞が大変でした。

青空の下にて

 お初書きのミスフル小説。一応まだ、メインジャンルにくわえるつもりはなかったのだけれど、はまってから十日もしないうちに書いたような感じが。本命CPじゃないのを一番最初に書く、という事は初めてやった。  実際のトコロ、ミスフルにはまったのって、この一週間少し前に後輩を亡くし、更に別館の裏掲示板が荒らされ、という沈みまくっ...