Are You Happy?

 猿野の誕生日記念小説。なんだか慌てて書いた記憶しかないような……。仕事で派遣先が決まりそうで、わたわたしている時期に重なってしまったので、かなり日が迫っている時に書いた覚えがあります。  一足お先に読ませてみた親友に、牛尾はバイクの免許をいつ取ったんだと突っ込まれました。それは、聞かないでおいて下さい。

夕凪の声

 ぱしん、という乾いた音は思った以上に大きく響いた。  いや、きっとその場に居る誰しもが――殴った本人と殴られた当人でさえ――そんな結末になるとは一瞬前でさえ予想していなかったに違いない。  それくらいに、唐突だった。 ...

風の唄、君の声

 牛猿。尊敬と恋愛感情との間は結構微妙だったりします、突っ走るのも思いとどまるのも貴方次第!(は?)  牛猿だと、猿がどこまで行っても照れ屋でキャプに雰囲気飲まれて流されちゃうのです。大人の余裕かよキャプ! キャプの前だと、猿野もかなり大人しい子になっちゃいますねぇ…

秘密の朝

 コンコン、と。  二度の遠慮がちなノックのあと、もう一度立て続けに三度扉を拳で軽く叩いて反応を待つ。  だが、予測通り中から応対の声は聞こえてこない。 「…………」  渋い顔を更に剣呑なものに変え、彼はフレームの細い眼...

非恋愛的恋愛症候群3

 子猿。前夜にチャットで親友と3時間くらい語り合ってました、子猿。色々と嫌な事もあったんだけど、そういうのを全部忘れても良いくらいに盛り上がったのですよ。そのまま熱を維持した状態で書いたら、異様なまでに猿が子津君贔屓になっちゃって、いっそこのシリーズ子猿で終わらせても良いかも!とか危うく思っちゃうところでした。いや、私...