刹那の輝き

 その日は、みんなでラダトまで買い物に来ていた。
 みんな、というのは――まあ、例の如くいつものメンバーなんだけど。一応紹介するなら、ルック、サスケ、フッチ、それからキニスンで、最後にボクこと、セレンの合計五人。今日は買い物だからシロはお留守番。
「これ、良いんじゃないか?」
 買い物の内容は、……まあ、大したものではないんだけど。目的はレイクウィンドゥ城で手に入りにくい、要するにボク達の私服。この前、城の女の子達に「もう少しおしゃれしたら?」と言われたのがそもそもの発端。
「そうかなぁ……こっちの方が格好良くない?」
 店の前で並べられたジャケットを見比べながら、しきりにサスケとフッチが議論をかわしている。それを横で醒めた目で眺めているのはルックで、父親のような暖かな眼で見守っている(多分)のが、キニスンで。ボクはあんまり興味がないから離れた場所でふたりの熱い戦い(?)を眺めていた。
「まったく、一体何が楽しいんだか……」
 呆れ顔でルックが僕の方に歩いてくる。ルックも、こういう事には興味がないらしい。それに第一、彼はほぼ無理矢理にサスケに引っ張られてきたわけだし。
「ん……でも、たまには息抜きしなくちゃ」
 ボクが笑って言うと、ルックは大げさにため息をついた。
「サスケ君は、黒ばっかり着ているから……思い切ってこういう色のものを着てみるとイメージが変わって良いんじゃないのかな」
 いつまで経っても決められずにいるサスケに、キニスンが助言を入れる。フッチもなるほど、と手を打って、
「じゃあ、これなんかは?」
と取り出したのは少しきつめの赤いジャケットだった。光沢があって、陽光を受けて輝いている。
「……フッチ、お前もうちょっとセンスを磨いた方が良くないか?」
 明らかに嫌そうな顔をしてサスケが隣に立つフッチに言う。キニスンも苦笑を隠せない。
「なんで?」
「お前、そういう服着られるのか?」
「うん」
「げー。信じらんねぇ」
 至極真顔で受け答えしているフッチに舌を巻き、サスケは頭を抱えた。
「うーん……案外、似合うかもしれませんけれど……」
「キニスン、あんまり真面目に考えなくてもいいって」
 腕組みまでして本気で考え込んでいるキニスンの肩をぽん、と叩き、力無くうなだれたサスケが乾いた笑みをこぼす。まだフッチは納得がいっていないようで、赤いジャケットを手に眺めながら、どこがいけないのかしきりに不思議がっている。
「決まりそう?」
 とてもそういう雰囲気ではないけれど、一応念のためにボクは聞いてみた。サスケは大仰に肩をすくめながら首を振り、
「駄目、ぜんっぜん決まらない」
 幸い予算は充分あるけれど、なにせこういう機会がこれまであまりなかったものだから、目移りしてしまってなかなか欲しい服が決まらない。欲しい服が似合う服と合致する、というわけでもないし。
「セレンは、どうするんだ?」
「ボクはいいよ。特に困ってないし」
 手にしていた服を棚に戻したサスケに問われ、ボクは答える。
 今まで別段不自由を感じたことはないから、きっとこの先も困ることは少ないだろう。それに今は、本当はおしゃれに気を配っている時期ではない。これでも、ボクはラストエデン軍のリーダーなのだし。
「リーダー自らがお気楽な生活を送っていたら、示しが付かないからね」
「う゛……」
 横から実に的確かつ冷淡な突っ込みを受け、ボクは硬直した。誰が言ったかなんて分かりきっている。ルックしかいないだろう、こういうことをストレートにボクに向かって言ってのける人は。
「まぁ、ね……」
 冷や汗と苦笑いが同居するボクの顔を見下ろし、ルックはまたため息をつく。
「まだ自覚は足りていないみたいだけど」
「………………」
 それは、つまり今日こうやって城を抜け出してラダトまで来たことを言っているのだろうか。確かに……そうかもしれないけれど。
 だってあそこにばっかり居たら息が詰まって苦しいんだから。仕方がないじゃないか。
 ボク、まだたったの十六歳なんだよ?
「子供……」
「ルックこそ……なんだかんだ言って、いつもボク達に付き合って一緒に来るよね。本当は楽しいんじゃないの?」
「…………本気でそう思ってるのかい?」
 長い沈黙の後、ルックのいつも以上に低い声が頭上から降ってきてボクは笑顔を凍らせた。ルックはからかってもボクじゃ勝てないことぐらい、前々から良く思い知らされているのに。
「学習能力がないんだから」
「……悪かったね。どうせボクは頭が悪いよ」
「…………」
 卑屈になって呟いたボクの言葉は、果たしてルックに届いたのだろうか。届いたところで、どうというわけではないけれど。そう思っていたら、何も言わずに頭を撫でられた。
「だーかーら、思い切ってチャレンジしてみたら?」
「お前、絶対それ嫌がらせだろう」
 店の前では相変わらずフッチとサスケが押し問答を続けている。フッチの手にはまだあの赤ジャケットがしっかりと握られていて、サスケに押しつけようとしている。一方サスケはギリギリと歯ぎしりしながら、フッチの押しつけがましい好意を必死になってはねのけようとしていた。
 キニスン、傍観者に徹することにしたらしい。お店の人も困っている。
「着るだけ着てみたらー?」
「セレン、んな気楽なことを簡単に言ってくれるな!」
 ボクが呑気に言うと、サスケに怒鳴り返された。
 店の回りにはちょっとした人垣が出来始めていて、ボク達は否応がなしに視線を集めてしまっている。あまり注目されて騒がれるのは避けたいのだけれど。なにせ、今回はお忍びでここに来ているわけだから?
「俺のこれまでのイメージを、覆されて堪るか!」
 本気で嫌がっている。そんなに……赤色が嫌いなのだろうか。
「すいません、お騒がせしちゃって……」
 保護者代わりのキニスンは服屋の主人に頭を下げている。
「いえいえ……でも、商品は破かないで下さいね」
 ちょっぴり頭が薄くなっている、太めの主人が冷や汗をかきながら答えた。店頭でのサスケ・フッチ両名の大騒ぎの所為で、人垣は出来たがお店に入ってこようという人はいなくなっていた。
「悪いことしちゃったね」
「まったく……子供なんだから」
 舌を出すとルックも呆れ顔で呟く。でも、君も子供だろう? と心の中でボクが笑うと、聞こえでいないはずなのにルックはボクを見て眉をひそめた。
「顔に書いてあるよ、君が考えていること」
「え、嘘!」
 つんつんとおでこを小突かれ、ボクは焦ってしまった。だがすぐに冗談で、からかわれただけだと気付いて頬を膨らませる。こちん、と軽くでこぴんされてしまった。
「それにしても……いい加減にして欲しいんだが」
 うんざり、と分かる声でルックは言い、ボクのそばを離れる。彼についてボクも店の前に戻ると、今まさにサスケとフッチはつかみ合いの喧嘩を始めそうな雰囲気だった。店の主人がおろおろと見守っている。
 こんな所で喧嘩を……それも喧嘩の理由が服の好みの違い、だったなんて城のみんなに知れたら……恥ずかしいだけじゃないか。それに、町でのボク達の不祥事は、そのままラストエデン軍の風評に関わってくる。今ここで、ボク達の活動を支持してくれている人達の心が離れていってしまわれたら、それはものすごいマイナスになってしまう。
「お前なぁ……自分の好みを俺に押しつけるなよ」
「なんだよ。自分じゃ分からない事だってあるだろうから、親切に教えてあげたんじゃないか」
「それが押しつけがましいって言ってるんだよ」
「なんだと!? いっつも僕にばっかり面倒ごとを押しつける癖に、その言いぐさは!」
「いつ、誰が押しつけたんだよ!」
「いつもだろ! 大体何で僕が君の後始末で、君が壊した道場の壁の修理を手伝わなくちゃいけないんだよ。しかも、サスケってば途中でいなくなるし!」
「誰も手伝ってくれとは言ってないだろ!」
「言ったよ、言った。絶対に言った!!」
 ……なんだか、話の内容が横道に大きくずれて行ってるような気がするけど……。それに。
「ボクも手伝ったよね、あの壁の修理……」
 ぽそり、と呟いた僕の声は、あれだけぎゃんぎゃんさわいでいるふたりにしっかり聞こえたらしい。一斉に二対四つの瞳に見つめられ、ボクはびくっ、とその場で肩をすくませた。
「セレンさん、言われましたよね、憶えてますよね! サスケってばひどいんですよ、自分の都合の悪いところはさっさと忘れちゃって!」
「んだと、コラぁ! さっきから聞いてたら好き勝手言いやがって……」
「だって本当の事じゃないか、全部」
「え、あの、ふたりとも……落ち着いて、ね?」
 ボクはなんとか場を治めようとするけれど、すでに怒りで頭に血が上っている彼らにはまったくボクの声は届かない。なんでだろう、さっきの独白はしっかりと聞こえていたみたいなのに。
 ラストエデン軍のリーダーとあろうものが、仲間内の喧嘩も仲裁できないのかと思うと情けなくて泣きたくなる。がっくりと肩を落としたボクに、ルックは小さくため息をついて言った。
「セス、退いて」
 うなだれているボクの肩を叩き、サスケとフッチの前から退かせるとルックはくしゃり、と髪を掻き上げた。
 彼は華奢な体つきをしているけれど、それでも身長はボクよりも高い。つまり、サスケやフッチよりも高い。軍のメンバーの中に埋もれてしまうと目立たなくなるけれど、ルックはあれでも、わりと均整の取れた体格をしていて平均的な力も持っている。ただ、回りが凄すぎるだけ……なの。
 ふたりは接近するルックの尋常ならぬ気配にまだ気付かない。にらみ合い、火花を散らしている。
 キニスンの背中に隠れた店主が冷や冷や顔でこちらを見つめている。
 ルックの両腕が持ち上げられた。次の瞬間。
 ごちぃぃぃぃぃんっ!!!!
 ものすごく間延びした、それでいてとっても小気味の良い(?)音が周囲一体を駆けめぐった。
「い……ってーーーーー!!!!!!」
「いったーーーーーーーー!!!!」
 サスケ、フッチ共に今ルックのげんこつをくらった頭部を押さえ込み、飛び上がらんばかりに驚いて悲鳴を上げた。
「おおーー」
 ぱちぱちと周囲の人垣から拍手が起こる。何故?
 地面にしゃがみ込み、懸命に痛みを堪えているふたり。そんなに……痛かったのだろうか。まあ、不意を付かれたのは確かだろうけれど。
 少し赤くなった両拳をさすりながら、ルックはふう、と息を吐く。
「中身がないからもうちょっと柔らかいかと思ったけど、意外に固いものなんだね」
「……ルック、それはちょっと……」
 言い過ぎではないだろうか、とボクは苦笑する。
「いってーな、いきなり何するんだよ!」
「ひどいですよ!」
 下から涙目で睨まれ非難されても、ルックは相変わらず涼しい顔でふたりを冷たく見返している。そして何かに気付き、彼はちょいちょい、と指でフッチの足元を指で示した。
「え……?」
 教えられて初めてフッチは気付いた。彼の足の下に……くっきりと足形を付けたあの赤いジャケットがぺしゃんと潰れていることに。多分、ルックに殴られたときに手から滑り落ちたんだろうけど……。
「うわ、どうしよう」
「どうしようって……」
「買い取るしかないようですねぇ」
 店主と一緒にこちらに戻ってきたキニスンが、持ち上げられたジャケットにくっきり残る足形を眺め、呟く。
「やっぱり……?」
「洗濯したら着られなくもないだろうけど……」
「俺は着ないからな!」
 まだ嫌がっているサスケが叫び、鳥肌が立ったのか両手で身体を抱きしめた。後ろでルックが何度目か知れないため息をつき、頭を片手で抱える。ボクも、似たような心境だった。
「それじゃあ、もう他に買うものはないようでしたら……これ、会計済ませてしまいますよ?」
 フッチからジャケットを受け取り、店主に値段を確認してキニスンは持っていた財布の口を開いた。決して多くはないが、少なくはない額に財布をのぞき見た店主が感嘆の息をもらす。
「待て待て、キニスン。これも一緒に!」
 薄青のシャツを掴み取り、コインを取り出そうとしたキニスンに割り込みをかけたのはサスケだ。
「サイズは確認した?」
「おう、ばっちり」
「キニスンさん、これもお願いします」
 フッチも、どうやら店に入った時から目を付けていたらしい萌葱色のシャツを持ってきて店主に差しだした。更に、また店の奥に戻って黄色のバンダナを取って来る。
「ずるいぞ、俺も!」
 それを見たサスケが、またしても対抗意識をむき出しにして店の奥へ駆け込み、少々ごつめの布を使った黒のズボン、それから二つ穴のベルトをひっつかんで帰ってくる。
「ズボンは、試着してからの方が良くない?」
「平気。俺、細いし足長いし」
 ぬけぬけと言ってのけたサスケは上機嫌で、見ていた僕とルックは呆れることしかできない。手渡されたキニスンも困惑気味だ。
「丈合わせぐらいしてもらったら? 短足のサスケ君?」
「むかっ」
 嫌味を真に受けてサスケは拳を握りしめる。いつもはこうやってサスケを怒らせるのはルックの役目だったのだけれど……今日はヤケにフッチが彼に突っかかっている。年が近いから、対抗意識燃やしてるのかなぁ。
「疲れないのかな、彼らは」
「まあ、若いし……」
 キニスンを間に挟んで再度火花を散らし始めたふたりを眺め、ボクとルックは並んでため息をついた。あの中に巻き込まれなくて、本当に良かったと。
「おじさん、これとそれとあれ、下さい!」
「こっちの棚にある奴、全部!」
 何を対抗しあっているのか……もう無茶苦茶だよ。店ごと買い取るつもりかな、ふたりとも。
「ああ、サスケ君、フッチ君……」
 両手がすでに服でいっぱいになっているキニスンは、止めようにも動けなくてひたすら困っている。財布の中身には限度があるって事を、ふたりはしっかり忘れてしまっているみたいだ。
「ねえ、止めなくていいの……?」
「面白いからもう少し見ていよう」
「…………だね」
 もはや止めても無駄、な気がする。
 後ろで手を組んだボクは、店の中で戦場さながらに動き回っているふたりを見つめてひたすら引きつった笑みを浮かべていた。

「重いーーー」
「少しは手伝ってくれたっていいだろー?」
 夕方、散々一件の良心的な衣料品店を荒らし回ったボク達はようやく帰路に就こうとしていた。
「自分たちの荷物なんだから、自分で持つのが常識でしょう?」
 のろのろとした足取りで進むボクは振り返って、このカメの更新並みのスピードを生み出している原因に言ってやった。
 長く伸びたボクの影に重なるように、巨大に膨れ上がった影が伸びている。それも二つも。
「自業自得だろう」
 ボクの横を歩くルックも、後ろで大きな風呂敷包みを背負っているサスケ達を振り返って冷たく切り捨てる。ボクとルック、それからキニスンはほぼ手ぶら状態だった。
 結局ふたりは、あのお店にあった服のうち半分近くを彼らは買った。おかげで財布の中身はスッカラカンで、ボク達が服を買うだけの額も残らなかった。嵐が過ぎ去った後のような店で、店主はそれでも嬉しそうだったのは笑うしかない。またお越し下さい、という店主の最後の台詞も、肩の力が抜ける。
 残っていたお金で風呂敷を二枚買い、そこに買った衣服を全部押し込んだ。まるで夜逃げのようなスタイルで、サスケもフッチも重い足取りで前へ進んでいる。
「少し分けてやるからさー、ちょっとぐらい手伝ってくれたっていいだろー」
「僕達、友達じゃないですか」
 ぜーぜー言いながらふたり、前を行くボク達を必死に呼び止めようとしている。だけれどボクは振り返っても笑うだけで、歩みをゆるめることはない。
「反省しなさい」
「そんなーーー」
 疲れ切った悲鳴に、少し可愛そうかな、とも感じるけれど。
 ボクだって欲しいものがあったんだ。たまにしかない休日を裂いて、わざわざラダトまで出てきたっていうのに、なんにも収穫がなくて悔しいんだから、これでも。
「シロにお土産を買って来るって約束したんですけれど……帰ったら謝らないと」
 それまで黙っていたキニスンも、少々憮然とした顔で呟き、ボクを失笑させる。そんなに怒っているわけではないのだろうが……やはり今日のふたりは手に余ったようだ。温厚な彼でも、人間だから怒ることはあるだろう。
「セスが欲しかったものって?」
 いつもと変わりない顔でルックがボクに問いかけてきた。視線が合って、ボクはつい含み笑いを浮かべてしまう。
「内緒」
 気味が悪かったのか、ルックが一瞬引いたように感じたけれど……。ちょっとムカッ。
「冗談だよ。ナナミに、ケーキでも買って帰ろうって思ってたの」
「ああ、なるほど……」
 妙に納得した声で呟かれ、ではルックは一体何を想像していたのか少し気になった。
「おーもーいー」
「もう駄目……」
 べしゃっ、と背負った風呂敷の重みに耐えかねてついにフッチが倒れた。その手が空を切るのではなく、前を行っていたサスケの足を反射的に掴んでいたのは……多分偶然だろうけれど。
「ふきゃっ」
 なんだか可愛らしい悲鳴を上げ、サスケも頭から地面に突っ込んだ。顔面を固い地面が直撃したらしく、何かが潰れる音もした。
 しーん…………
 気まずい空気が流れる。足を止めたボク達も、次に何が起こるか予想が付かなくてその場に凍りついてしまい、彼らを助け起こすという事をすっかり忘れていた。
「いってーーーーー!!!!!!!」
 次の瞬間、がばっと起きあがったサスケは、案の定鼻血を垂らしていて。
「なにしやがる、この馬鹿フッチ!」
 げし、とまだ起きあがれないでいるフッチの頭を蹴り飛ばした。
「そんなところに足がある方がいけないんだ!」
 蹴られたフッチも顔を上げてサスケに殴りかかる。もう町の中ではないので遠慮なく喧嘩が出来る……わけでもないのだが、何故か僕らは止めることも忘れて呆然としていた。
「……なんだ、元気じゃないか……」
 数分後、我に返ったルックの言葉にボクは力無く頷いた。
 結局、僕らがレイクウィンドゥ城に帰り着いたのは夜中も夜中で、眼の下に隈まで作って待っていたシュウやその他大勢の人達に、たっぷりとお叱りを受けたのだった。

 追伸:
 あれだけ買い込んだサスケとフッチだけど。
 どうもどれを着ても回りからは不評だったみたいで、今までと同じ格好で最後は収まりました。
 それから、サイズが合わなかった服は数日後、格安で売りに出されていたけれど……それは見なかったことにしておこう、と思います。
                                                                                         セレン