桔梗鼠

 ちりちりと、産毛に火が点いたようだった。
 緊張に全身は強張り、右手と右足が同時に前に出た。指先までカチンコチンに固まって、一歩進むだけでも大量の汗が流れた。
 息が切れ、胸が苦しい。空気が重く感じられて、肌に張り付く感触が不快だった。
 心臓はさっきからずっと五月蠅かった。朝食べたものが消化されぬまま胃に残り、不意を衝いて食道を逆流した。
 酸っぱい胃酸が喉を焼いて、吐き気が強まる。うえっ、と嘔吐いて口を押さえれば、貰い事故のように、向こうからも呻く声が聞こえた。
 瞳だけを差し向ければ、それは山口だった。彼もまた青白い顔をして、汗だくだった。
 バスで移動して来たのも、少なからず影響しているだろう。
 不安定な振動に長時間晒されて、試合が始まる前から、日向たちはスプラッターな状態だった。
「おいおい。大丈夫か、お前ら」
 今にもトイレに駆け込みそうな一年生に、呵々と笑ったのは二年生の切込み隊長だ。
 田中は気分が悪くなっている後輩の背を遠慮なく叩いて、自分は余裕だと言わんばかりに胸を張る。
「うえっ」
 打たれた瞬間ふらついて、日向は慌てて息を止めた。苦くて不味い唾液を懸命に飲み干して、涙目になって横暴な先輩を睨みつけた。
 もっとも、あまり効果はない。どれだけ眼力を強めようと、日向の怒り顔は迫力がなかった。
 悔しさに打ち震え、その自信を分けて欲しいと切に願う。試合会場はもう目の前で、応援に来たであろう人達が列をなしていた。
 選手たちの入り口は別だが、駐車場は同じだ。体育館前に停車した車から降りて、荷物を分担して運ぶのも、生徒たちの仕事だった。
「あっちのでっけーのは、白鳥沢のバスか」
 黒のジャージの集団は、風が吹けば飛びそうな小ささだった。一方田中が向く方角に見えるものは、団体旅行などで使われそうな大型バスだった。
 備品の搬入も、スタッフが忙しそうにやっていた。或いはそれは、一軍から漏れた生徒かもしれない。ともあれ試合に出るメンバーが荷物運びをする、近くを探しても見られなかった。
 他にも大応援団を乗せて、複数のバスが停車していた。中には白鳥沢高校とはスクールカラーが異なるものもあり、バス運行会社から借り受けて来たものと思われた。
 なにもかも、規模からして違う。
 決勝戦が始まる前から圧倒されて、押し潰されてしまいそうだった。
 教えられたバスの群れに絶望し、吐き気を忘れた日向が灰になる。
「田中さん、足震えてますよ」
「うっせえ。言うんじゃねえ!」
 真っ白に燃え尽きた彼の背後から声を発したのは、いつだって淡々としている月島だった。
 先輩ぶって強気に出ていた田中だが、実際は怖気づいていた。
 図星を冷静に指摘された彼は真っ赤になり、声を荒らげて拳を震わせた。
 折角格好つけていたのに、これでは締まらない。恥ずかしさに煙を噴いた坊主頭だったが、月島は相手にせずに鞄を担ぎ上げた。
 その態度は至っていつも通りで、表情にも緊張は見受けられなかった。
「お前もちょっとは緊張しろよ。テレビに映るんだぞ!」
「そっちかよ」
「ひょわっ」
 それが、気に食わなかったのか。
 湯気を立てて吠えた田中に菅原が苦笑して、我に返ったウィングスパイカーは冷や汗を流した。
 滑稽なやり取りに、場の空気がほんの少しだけ和らぐ。必死に弁解を口にする田中はまさにムードメイカーで、遠くで見ていた武田達もホッとした様子だった。
 烏野高校は今日、これから、県大会の決勝戦に挑む。
 これに勝てば、全国大会行きが決まる戦いだ。相手は常勝、白鳥沢学園。全日本ユースにも選出されるエーススパイカーを中心とした、全国規模で名が知れ渡っている学校だった。
 そんな相手に挑むのは、雑草生い茂るゴミ捨て場出身の烏野高校。
 果たして観戦に来る人々のうち、どれくらいが烏野高校の勝利を信じているだろう。恐らく九割以上の人間が、挑戦者が惨めに負けてコートを去るのを期待して、光景を思い浮かべている筈だ。
 その前提を覆す。
 勝ち上がり、全国大会への切符を手にするのは自分たちだ――とは思うものの。
 息巻いていられたのは学校を発つ前まで。
 会場に到着する直前からバスの中はお通夜ムードで、駐車場を出た段階で陰鬱な雰囲気は最高潮に達していた。
 田中の犠牲があって少しは緊張が解れたが、まだまだ皆の動きは固い。周囲の空気を読まない、もとい読めない影山でさえ、頬が若干引き攣っていた。
 こんなことで、本当に大丈夫なのだろうか。
 控えメンバーである成田や、縁下までもが、脂汗をだらだら流して吐きそうな顔をしていた。主将の澤村や菅原は他より落ち着いていたけれど、頼みのエースである東峰が顔面蒼白で、ただでさえ怖い顔がもっと酷い事になっていた。
「よーっし。いくぞ、お前らー」
 元気が有り余っているのは、西谷くらい。
 小柄ながら頼りになるリベロの号令に、雰囲気に呑まれていた面々は一様に頷いた。
 そんな、試合前から負けている仲間を眺めて、月島は深々とため息を吐いた。
「お前、なんでそんな、落ち着いてられんだよ」
 緩く首を振っていたら、移動を開始した面子に置いて行かれた。出遅れた彼は後を追おうとして、ひとり居残っていた日向に脛を軽く蹴られた。
 痛くはなかったが、不愉快だ。
 鬱陶しい真似をしてきたチームメイトを眼鏡越しに睨めば、小さなミドルブロッカーは臆したのか、及び腰で逃げて行った。
 もっとも足取りは覚束なく、一センチもない段差に器用に引っかかっていた。
「だわっ、とと」
 なんとかバランスを保って転倒は回避したが、後ろから見ているだけでもヒヤヒヤする。
 だから余計、こちらは緊張していられない。
 目も当てられないと肩を竦めて、月島は大股で日向との距離を詰めた。
「試合前に怪我とか、止めてよ」
「しねえし。ンなの」
「今、転んでたくせに」
「うぐ」
 追い越しざまにちくりと言えば、身長差のある同級生は頬を膨らませた。二十センチ以上下にあるオレンジ色の髪を見下ろして、月島は尚も言って生意気な口を黙らせた。
 膝小僧を擦り剥いた程度で跳べなくなることはないが、痛みが残れば支障も出よう。それにもし傷口がサポーターに当たるようなら、最悪だ。
 無事でなにより、と言えればよかったのだが、月島はそこまで優しくない。
 嫌味な台詞で片付けて、彼は先を行くチームメイトを左から順に眺めた。
 先頭は澤村で、その後ろに菅原と東峰。武田は試合運営への挨拶に出向いており、コーチの烏養は少し離れた場所を歩いていた。
 三年生の後ろには二年生がいて、マネージャーのふたりがいて、一年生と続いている。
 しんがりは、日向だ。
「うおっ」
 その日向が突然首を竦め、足を止めた。体育館までのそう長くない距離を歩いていた集団も、突如鳴り響いた大きな音に騒然となった。
 ドンッ、と空気を震わせた衝撃に、恐がりの谷地と東峰が狼狽激しく竦み上がる。日向も似たような反応を見せて、月島を呆れさせた。
「応援団の太鼓でしょ」
「え、え……あー」
 地響きにも似た轟音に、身体を貫かれたようだった。
 頭を抱え込んで小さくなっていた少年は、言われてみれば、と記憶と照らし合わせ、音が飛んできた方角に首を向けた。
 吹奏楽部か、なにかだろうか。
 制服姿の男女が隊列を組み、大小様々な荷物を運んでいた。
「なる、ぽそ」
 その中に、ひとりでは到底抱えきれない太鼓もあった。
 きっと誰かが、面白がって叩いたのだろう。引率らしき大人が怒鳴り声をあげており、数人の女子が迷惑そうな顔をしていた。
 ここに烏野高校の選手が居ると知り、脅かそうとしたわけではなさそうだった。
「こんなんでビビってて、どうするの」
 東峰は菅原と澤村に笑い飛ばされ、谷地は清水に慰められていた。
 日向も月島に鼻で笑われて、面白くなさそうに口を尖らせた。
「べっ、別に。ビビッてなんか、ねーし?」
「はい、嘘」
「嘘じゃねーって!」
 反発して強がるが、声は上擦っていた。見栄っ張りも良いところで、月島はさらりと言い切り、怒鳴り声には耳を塞いだ。
 小指を耳の穴に突き刺して聞こえないフリをして、鼻息荒く力んでいるチームメイトに苦笑する。
 事情はどうであれ、吐き気は治まったらしい。さっきまで真っ青だった日向の血色は、気がつけばかなり良くなっていた。
「白鳥沢は、応援もすごいからね。試合始まったら、もっとひどいよ」
「お前、見た事あんの」
「中学の時、一回ね」
 この程度で心を挫かれていたら、試合に挑むどころではない。
 耳に張り付いている太鼓の音を振り払って、月島は食いついて来た日向に素っ気なく言い放った。
 それは高校に入ってもバレーボールを止めるつもりはなく、けれど真面目に取り組むのも馬鹿らしいと思っていた時期のこと。
 お前の成績なら白鳥沢高校だって行ける、と担任に唆されて、一度だけ、興味本位で大会を覗きに行った。
 結果、好奇心は見事に瓦解して、行くのではなかったと後悔が渦巻いた。それくらいに試合展開は一方的で、圧倒的で、凄まじかった。
 観客席を埋める大観衆のほとんどが白鳥沢高校に声援を送り、相手チームも負けじと応戦するものの、まるで歯が立たなかった。
 ベンチ入り出来なかった選手、チアリーダー、吹奏楽部、在校生や保護者たち。
 これは本当に高校生の試合なのか、と思わされるくらいの大人数が、スタンドを埋め尽くしていた。
 準決勝の試合でも、白鳥沢高校の応援は凄かった。
 だが決勝戦ともなれば、その比ではない。田中が言っていたようにテレビカメラは入るし、雑誌記者や、大学のスカウトだって視察に来ている筈だ。
 もしかしたら牛島の将来性を見越し、社会人チームも顔を出しているかもしれない。
 それくらい、この試合は注目されている。
「多分、誰も僕たちが勝つなんて思ってないよ」
「――ぬあっ」
 きっと観戦者も、白鳥沢高校の選手ですら、決勝に残るのは青葉城西高校と思っていたに違いない。
 烏野高校は一度だけ全国大会に出ているけれど、それ以外の成績はパッとしない中堅校だ。あれは一代限りのマグレだと思っている人は、皆が考えるよりずっと多かろう。
 学校名を聞いて、過去の栄光がすぐに思い浮かぶ人は、関係者ばかりだ。
 ネームバリューも、規模も、実力も。
 なにひとつ、烏野高校は敵わない。
 それでも彼らは勝ち上がり、ここまで来た。
 不遜に笑みを浮かべた月島の隣で、冷静に勝率を分析された日向が肩を震わせる。拳を固く握りしめて、小柄なミドルブロッカーは悔しさに鼻息を荒くした。
「ぜってー、負けねえぞ!」
「うっ」
 そうして決意を込めて吼え猛って、横にいた月島をまず驚かせた。
 不意打ちの大声にダメージを受け、眼鏡のミドルブロッカーが嫌そうに顔を歪めた。ずり落ちたフレームを押し上げて位置を調整して、月島は勝手に落ち込み、勝手に息むチームメイトに嘆息した。
「はいはい」
「なんだよ。月島だって、もうちょっと、こう……えっと。張りきれよ!」
 少しは落ち着くよう諭せば、またしても噛み付かれた。
 その淡々とした態度が気に入らないのだと目を吊り上げて、高校一年生に見えない男子は小鼻を膨らませた。
 可愛らしく拗ねて、睨みを利かせる。
 落ち着き払っているのを何故か抗議された月島は半眼して、小さく首を振った。
 語彙が足りないのは、どうにかならないのだろうか。
 巧く言いたいのに言えなかった同級生の知能指数を心配して、彼は無防備な額を人差し指で弾いた。
「あでっ」
 予想していなかった攻撃を受け、日向は上半身を仰け反らせた。
 たいして痛くなかっただろうに悲鳴を上げて、恨めし気な顔をする。両手で打たれた場所を庇う姿は滑稽で、緊張感に欠けていた。
 ちょっと涙目になっているのを鼻で笑って、月島は緩く握った拳で彼の頭を小突いた。
「今更ジタバタしたって、実力差は埋まらないでしょ」
 白鳥沢高校は県内でも有数の進学校で、設備も充実し、恵まれた環境は他校の比ではなかった。
 練習試合の相手は大学生で、県外への遠征も盛ん。知名度に見合うだけの価値がある学校であり、バレーボールの為に受験する中学生も多かった。
 月島も一時期、考えた。
 けれど試合風景を目の当たりにして、あまりにも不釣り合いだとあっさり諦めた。
 自分の技量では、きっと練習について行けない。唯一の武器とも言えた身長も、あの輪の中に混じれば、平凡なサイズに落ち着いてしまった。
 試合に出るどころか、控えにもなれない。三年間頑張っても、応援席で揃いのTシャツ姿で声援を送るのが関の山だ。
 最初から負ける勝負はしない。
 負け犬になるのだけは、絶対に嫌だった。
「なんか、皮肉」
「うん?」
「こっちのこと」
 惨めな思いはしたくないから、烏野高校を選んだようなものだ。だというのに、気が付けばその惨めな試合結果を予想させる展開に、自ら飛び込もうとしていた。
 いつ、コース変更したのだろう。
 平地を真っ直ぐ進んでいた筈が、知らぬ間に急峻な山道に突入していた。
 けれど不思議と、悪い気はしなかった。
 今から慌てふためいたところで始まらない。だったら心を落ち着かせ、これまで積み重ねて来たものを信じるより他にない。
 一年前、圧倒的勝利を前にして足が竦み、動けなかった頃とは違う。
 後ろに下がるのではなく、前に。
 前に出るのだ。
「くっそ。ムカツク」
「僕に?」
「全部!」
 横ではまだ日向が頬を膨らませ、不平不満をぶちまけていた。
 聞こえた悪態に乗っかれば、彼は腹の底から声を響かせ、肩を怒らせた。
 フー、フー、と獣の如く荒い息を吐き、奥歯を噛み締めて、血走った目をギョロつかせる。右に左に、忙しく往復する眼は体育館へ向かう人ごみに向けられており、小さな耳はそれらの会話を掻き集めているようだった。
 月島も彼に倣い、周囲に意識を拡散した。結果得られたのは、案の定、白鳥沢が圧勝する未来を期待する声だった。
 スコアの予想が聞こえた。
 準決勝までは最大第三セットまでだが、決勝戦は最大第五セットまで競い合う。三セット先取した方が勝ちであり、これまで以上に体力勝負を強いられた。
 無邪気な女子が、ストレート勝ちするだろう、と甲高い声で喋っていた。相手高校が可哀想だ、との声も聞かれた。烏野の文字が読めず、「ちょうの」高校とさえ言われていた。
 言うなれば、自分たち以外が全て敵のようなものだ。
 圧倒的、アウェー。けれど烏野高校は、いつだって不利な状況を跳ね返して来た。
「窮鼠猫を噛む、って言うしね」
 関東遠征を繰り返し、全国レベルのチームとの対戦を繰り返した。
 人に意見を求め、社会人チームに混じって研鑽を積んできた。
 何もしてこなかったわけではない。
 貪欲に勝ちを求め、自分に正直になった。
 不遜に笑い、口角を持ち上げる。日向ほど表に出て来ないだけで、月島だって、本当は勝手なことを言う連中に少なからず腹を立てていた。
 数時間後、彼らは思い知る。
 白と黒、どちらが強いのかを。
「……キューリが、なに?」
「君ねえ」
 だというのに、傍らから間抜けにも程がある質問を投げられた。
 密かに意気込んでいたのを台無しにされて、月島は間が悪すぎるチームメイトにがっくり肩を落とした。
「一回、耳鼻科に行った方がいいんじゃない?」
 どうして窮鼠が胡瓜になるのか。
 聞き間違いも甚だしいが、そもそも彼は、その慣用句自体を知らない可能性が高い。
 影山もそうだが、日向は度々、武田の語る言葉に首を傾げていた。都度菅原辺りがフォローをしているが、本当に分かっているかどうかは謎のままだ。
 武田も国語教師としての性なのか、変に捻った単語を使いたがる傾向にある。
 熱血漢でスパルタでないだけまだいいが、聞いていて恥ずかしくなるポエムは、月島もあまり好きでなかった。
 良いことを言っているのに、寒気を覚えて蕁麻疹が出そうになる。
 そういうところも含め、烏野高校はとても歪で、異彩だった。
 綺麗にまとまっていない分、化学変化が起き易い。必死で食いつく姿は不細工だけれど、形が定まっていないからこそ、自由に動き回れた。
「ンだよ。キューリがどうしたってんだよ」
「胡瓜じゃなくて、窮鼠。追い詰められた鼠は、猫にも勝つ、って事だよ」
「おれら、鼠かよ」
「烏だね」
 しつこく食い下がる日向の間違いを訂正して、不満げな表情には不敵に笑いかける。
 短く告げられた台詞に一瞬目を見開いて、第二の小さな巨人は三秒後、白い歯を見せて首を竦めた。
「おうよ」
 少し照れ臭そうに、けれど誇らしげに。
 面映ゆげに目を眇めた日向を見詰めて、月島は柄にもなく右腕を振り回した。
「頼むよ。ミニマムな巨人」
「うっは」
 隙だらけの小さな背中を思い切り叩き、前に押し出す形で腕を振り抜く。予期していなかった日向は片足立ちで飛び跳ねて、告げられた台詞に不思議そうな顔をした。
 これしきの英単語も分からない馬鹿に頼るなど、中学時代では考えられなかった。
 眩しすぎる輝きに、前は避けて通っていたけれど。
 今なら真正面から、胸を張って向き合える気がした。
「ミニマ……え?」
「お前ら、急げよー」
「はーい」
 聞いたことがあるけれど、咄嗟に意味が出て来ない。日向は当惑してクエスチョンマークを生やしたが、追及は菅原が許してくれなかった。
 体育館前で集合している一団に、月島は背伸びをして答えた。依然首をかしげている日向を再度急かして、先ほどよりは少し優しく背中を叩いた。
 促され、訝しみつつ日向が頷く。
「よーっし。やるぞー」
 運命のホイッスルまで、あと僅か。
 気合を入れ直した少年の声に、月島は満足そうに微笑んだ

2015/05/02 脱稿。